これまでの研究発表会
第１回 1965年6月5日 帝塚山学院短期大学
- 祝辞
- 日本方言研究会の発会を祝す 【東条操】
- 研究発表
- 東北方言におけるいわゆる濁音化現象について 【飯豊毅一】
- 北奥方言におけるアイヌ語のSubstratumの例 【金田一春彦】
- 理解と使用の等語線 【徳川宗賢】
- 近畿地方の敬語表現 【楳垣実】
- 『日葡辞書』の九州方言 【柴田武】
- 琉球方言について 【平山輝男】
- 古語と方言 【大岩正仲】
第２回 1965年11月10日 湯島聖堂
- 研究発表
- 岩手の方言矯正教育批判 【小松代融一】
- 赤城南麓の方言分布について 【上野勇】
- 東京方言文法覚え書き 【都竹通年雄】
- 静岡県新居・舞阪方言の分離に関わる歴史的事実について 【山口幸洋】
- 分布による地名のアクセントの考察 【鏡味明克】
- 亀井・馬瀬アクセント論の発展 【川上蓁】
- 文末敬語系譜考−近代京阪語研究の一環として− 【奥村三雄】
- 京都府奥丹後袖志方言の断定の助動詞について 【室山敏昭】
- 佐柳島のアクセント−日本一複雑なアクセント体系の提起するもの− 【秋永一枝】
- おえん考 【虫明吉治郎】
第３回 1966年10月9日 東京外国語大学
- 研究発表
- 伊勢・伊賀・大和があい接する地域の方言の表現法 【佐藤虎男】
- 九州方言における文末詞「バイ」「タイ」について 【神部宏泰】
- 方言文法における「構文論」の実践−肥筑方言を例にとって− 【野林正路】
- 蝸牛考再考−中間報告− 【Ｗ.Ａ.グロータース】
第４回 1967年5月21日 東北大学
- 研究発表
- 三陸地方北部におけるサ行音とザ行音 【川本栄一郎】
- アクセントの「ゆれ」の実態−宮城県北部のアクセントについて− 【佐藤亮一】
- 方言学の方法上の一問題 【芳賀綏】
- 学区と方言 【馬瀬良雄】
- 言語地図における語形のまとめ方 【加藤正信】
- 宮城弁と山形弁 【藤原与一】
第５回 1967年11月3日 広島大学
- シンポジウム
- 国語史と方言 【奥村三雄・徳川宗賢・柴田武（司会）】
- 研究発表
- 伊豆諸島方言における意志と推量の形 【大島一郎】
- 大阪方言における措定法 【山本俊治】
- 北九州市若松区「島郷」地区の「ト」「ソ」「ン」−接境地域に位する島郷方言の一様相− 【岡野信子】
- 「浮世風呂」「浮世床」のことばと神奈川県方言 【日野資純】
- 初期『日本アジア協会紀要』にみえる日本語方言研究 【楳垣実】
第６回 1968年5月31日 東京都立大学
- 研究発表
- 琉球方言動詞の活用体系 【内間直仁】
- 平凡な俚言集を作る−（付）アクセント記号のくふう− 【冨田大同・和田實】
- 境界地帯におけるアクセントの問題−吉野川流域を中心として− 【加藤信昭】
- ガ行子音の変化とその要因 【井上史雄】
- 音節図式と諸方言 【日下部文夫】
- 日本言語地図を見て 【佐藤茂】
第７回 1968年11月8日 高知大学
- 研究発表
- 「日本言語地図」66・67・68図より−言語地理学と意味の構造と関係をさぐる− 【高田誠】
- 出雲方言は東部的か 【鎌田良二】
- 福島県方言の子音体系と付属語 【菅野宏】
- 四万十川水系のアクセント調査 【浜田数義】
- 朱鷺（トキ）の語源を探る−国語史と方言を比照しつつ− 【北条忠雄】
- 東国方言「せろ」の方言領域について 【菊沢季生】
第８回 1969年5月26日 同志社大学
- 研究発表
- 北奥方言における女性語意識 【本堂寛】
- 「凍る」の語彙史 【佐藤亨】
- 東京方言の文における声の高さの型について 【早田輝洋】
- 国語常識としての方言−特にアクセントについて− 【多田サイ】
第９回 1969年10月27日 石川県立社会教育センター
- 研究発表
- 俚言の歴史と語彙体系 【永瀬治郎】
- 「蛙」をめぐる語の分布と語彙体系−富山・岐阜・石川県境地帯における− 【真田信治】
- 「岐阜県言語地図」 【加藤毅】
- ギラとは何か−暗黒の一型アクセント論のために− 【山口幸洋】
- 奥能登珠洲方言の主部助詞について 【愛宕八郎康隆】
- 方言と民俗−東北地方特有の神名について− 【藤原勉】
第１０回 1970年5月29日 学習院大学
- 研究発表
- 新潟県西南部における東西方言の交渉−アクセントと語法を中心に− 【渡辺富美雄】
- 動詞活用の音韻規則 【中條修】
- 琉球方言母音体系の生成過程 【中本正智】
- 討論
- 言語地理学における解釈とは何か−具体的資料を媒介として− 【司会：Ｗ.Ａ.グロータース・徳川宗賢 発題：井上フミオ・川本栄一郎】
第１１回 1970年10月23日 島根大学
- 研究発表
- 高知県安芸郡甲浦方言のアクセントと高知市方言アクセントとの比較考察 【下村泰子】
- 京都市方言における応答詞について 【木村恭造】
- 『瀬戸内海言語図巻』製作に関する故岡田統夫氏の作業について 【岡野信子】
- 九州南部地方の「方言分派」状態のうちとくに西南辺諸分派の古態性について 【瀬戸口俊治】
- 小豆島方言の性格 【加藤信昭】
第１２回 1971年5月21日 関西外国語大学
- 研究発表
- 東京語のある四拍名詞のアクセントの推移について−いわゆるＡＢ型を中心として− 【清水郁子】
- 伊吹島方言の二拍名詞のアクセントについて 【山口幸洋】
- 兵庫県を中心とした星座和名の分布 【桑原昭二】
- 言語地理学の限界 【井上史雄】
- 明石方言の形容詞 【橘幸男】
- 鳥取県東・西両伯耆地方方言の副詞語彙についての比較研究 【室山敏昭】
- 『浪花方言』と『新撰大阪詞大全』 【楳垣実】
第１３回 1971年10月15日 山形大学
- 研究発表
- 言語変化の規則性と個別性−飯山・新井地方に於ける「片足跳をする」の分布から− 【三石泰子】
- 言語地図における孤例の処理 【徳川宗賢】
- 地名“はけ”について 【菅原七郎】
- 東歌の「せみど」は果して「清水」の東国方言か 【後藤利雄】
- 万葉集巻十四(3444番)の歌の「伎波都久」の所属（国）と「乃多奈布」の訓み方について 【菊沢季生】
第１４回 1972年5月19日 國學院大學
- 研究発表
- 埼玉県東北部アクセントの変化について 【木野田れい子】
- 比較の立場からする琉球方言考察に必須な音韻対応の精密な再検討 【比嘉亀盛】
- 豊橋方言の待遇表現体系 【吉川利明】
- 西酒屋方言の待遇表現体系 【野口幸雄】
- 格助詞「ニ」とその周辺−房総半島南端地域における言語地理学的研究− 【成田康昭】
- 一地方都市に於ける言語伝播の一例 【鶴田豊子】
- 新潟県における「鳥追い歌」の言語地理学的研究 【渡辺富美雄】
第１５回 1972年10月20日 岡山大学
- シンポジウム
- 言語地理学と語史 【佐藤茂・福島邦道・加藤正信】
- 研究発表
- “カマキリ”と“トカゲ”−言語地理学・社会地理学・文化地理学的研究の照合− 【谷口信雄・玉野直樹】
- 断定の助動詞ダ・ジャ・ヤの分布−岡山県境附近の場合− 【虫明吉次郎】
- 体系的な「方言誌」の試み−下津井の方言誌の一端− 【十河直樹】
- 北海道の集団移住地における言語変容について−十勝中川郡豊頃町二宮農場のばあい− 【小野米一】
第１６回 1973年6月1日 天理大学
- 研究発表
- 福井県南条郡と敦賀市における語詞の分布 【大崎恭子・西田美知子・内藤令子・松浦教子】
- “あぜ”の言語地理学的研究 【大石博昭・国井啓之】
- 長母音と短母音について 【下村泰子】
- 語アクセントの地理的分布をめぐって 【徳川宗賢・本堂寛・佐藤亮一・高田誠】
- 「一型アクセント」におけるパターンの研究 【山口幸洋】
第１７回 1973年10月26日 岩手医科大学
- 研究発表
- 東国文献とその言語指標 【田籠博】
- 飯山地方における語中ガ行鼻濁音の脱落現象について 【三石泰子】
- 岩手県雫石町方言の音韻体系 【上野善道】
- 「啄木鳥」の方言と語史 【佐藤稔】
- ある狭い地域における個人語彙としての微細地名 【柴田武・井上史雄】
- 幕末の『獄中記』に見られるガ行鼻濁音表記とその系譜 【川本栄一郎】
- 東北方言における理由表現の歴史 【北条忠雄】
第１８回 1974年5月24日 千葉大学
- 研究発表
- 「サカナ」の分類活用と定義づけ−下津井言語研究から− 【十河直樹】
- 越中五ケ山方言における樹木名語彙の体系 【真田信治】
- 岩手県雫石方言における地域差と場面差 【大川ますみ】
- 東北方言の「イ・エの混同」と「シ・スの混同」 【飯豊毅一】
- 民謡・民話とびありきと国語方言学 【比嘉亀盛】
- 万葉集巻十四東歌「奈勢能古夜」(3458番)の所属（国）と歌意について 【菊沢季生】
第１９回 1974年11月15日 愛知教育大学
- 研究発表
- 近世後期上方語資料としてみた洒落本類 【矢野準】
- 宮崎県西臼杵方言における中舌母音の〓（e＋¨）・〓（iの上が¨）について 【日高貢一郎】
- 伊豆新島若郷の家族における呼称 【杉村孝夫】
- 越後の諸方言のあらまし 【都竹通年雄・早川宏・渡辺綱也】
- 比較方言学の試み−出雲方言と越中方言− 【松永玉吉】
- 地域差と場面差−熊本県球磨川沿岸地域における− 【佐藤亮一・高田誠・徳川宗賢・本堂寛】
- 方言の地域差と分布形態について−特に三重県の場合− 【倉田正邦】
第２０回 1975年5月30日 大谷女子大学
- 研究発表
- 筑前アクセントについての一考察 【稲川順一】
- 能登「石動山」の方言 【馬場宏】
- 家族成員を指し示す個人親族語彙の意味・用法の特質に関する言語社会学的研究 【渡辺友左】
- コンピュータによる方言地図の作成と解析 【荻野綱男】
- 兵庫県多紀郡におけるザ行音とダ行音との混同について 【杉藤美代子・中野節子】
- シンポジウム
- われわれは何のために方言を研究するか 【加藤正信・日野資純・Ｗ.Ａ.グロータース・柴田武（司会）】
第２１回 1975年11月7日 福岡教育大学
- 研究発表
- 文節構成とアクセント−北九州を中心に− 【柏原卓】
- 方言形のアクセントの地理的分布 【上野善道】
- 福井県のかたぐるま（肩車）方言 【藤本良致】
- 微細海上名彙の研究−下津井言語研究から− 【十河直樹】
- ハワイの日本語・一世の人称代名詞使用を中心にしての一考察 【黒川省三】
- 比較方言学における最も重要な前提的な予測推定条件 【比嘉亀盛】
- 国語調査委員会の長音分布図−ウ音便とツ音便− 【土川正男】
- 九州方言語法の諸問題 【北条忠雄】
第２２回 1976年5月14日 立正大学
- 研究発表
- 岐阜県奥美濃地方の方言研究 【前田早苗】
- 木曽開田村の麻に関する方言語彙 【藪原繁里】
- 身体部位の語彙における体系性と地域差−高知県吾川郡伊野町枝川東谷方言を中心に− 【吉田則夫】
- 相生方言のアスペクト表現 【辰浜マリ子】
- 奄美与論方言の存在詞 【山田實】
- 待遇表現としての文の地理的分布 【三石泰子】
- 本州東部沿岸および伊豆諸島海域の方位潮流名 【青柳精三】
第２３回 1976年11月5日 静岡大学
- 研究発表
- 青森県深浦方言における音節意識について−いわゆる特殊音節を中心として− 【土岐哲】
- 四国方言における「支持動詞」の意味論的研究 【高橋顕志】
- 京都清水焼用語の調査研究 【木村恭造】
- 久留米方言語法の研究 【崎村弘文】
- 待遇表現における若い世代の共通語化と方言化−愛媛県宇和島市における調査から− 【工藤真由美】
- 語の分布にみられる伝播の傾向−静岡市安倍川・藁科川流域言語調査から− 【中條修・中田敏夫】
- 長野県上伊那及びその周辺地方の鳥追い−鳥追いの歌を中心に− 【馬瀬良雄】
- 蛇の系譜 【広戸惇】
第２４回 1977年5月20日 京都家政短期大学
- 研究発表
- 富山県西南部方言の母音の無声化−ズーズー弁生成に関する一試論− 【下野雅昭】
- 東海道中膝栗毛の言語描写について 【秋吉望】
- 梅雨考 【長尾勇】
- 併用ケースにも分布がある−言語地理学における解釈補強への一提案− 【吉池俊一・橋本真理】
- 徳之島方言の地理的分布のパターン 【沢木幹栄】
- かまきり方言の変遷−38年間の追跡調査から− 【上野勇】
- 標準語形と方言形 【永瀬治郎】
- 糸魚川方言の２０年間 【柴田武・石川恵美子】
第２５回 1977年10月7日 秋田大学
- 研究発表
- ある個人の用いる屋号について−長崎県対馬・豆酘の調査から− 【十河直樹】
- 東歌未勘国歌の地名をめぐって 【菊沢季生】
- 国研方式地点番号再考 【荻野綱男】
- 北海道浜ことばの共通語化に関する研究 【小野米一】
- 秋田方言の形容詞の特質−語尾の独立的用法を中心として− 【中山健】
- 語の僻地に伝播する要因について−栃木県南西部における− 【森下喜一・飯塚英夫】
- 南瓜の方言の年輪−中国地方五県言語地図の解釈から− 【広戸惇】
第２６回 1978年5月26日 青山学院大学
- 研究発表
- 現代札幌の敬語−マンションと一戸建地区の対比− 【藤田克彦・荻野綱男】
- 京都周辺地域にみる語の分布パターン−福井県若狭地方の調査から− 【加藤和夫】
- 大都市東京の北辺における方言分布の実態 【小沼民江・真田信治】
- 中国地方における開音類の分布−「中国地方五県言語地図」を資料として− 【尾崎秩子】
- 津軽・南部藩境に於るアクセント分布 【中島由美】
- 西濃地方にみられるアクセント分布の解釈 【山口幸洋】
- 語彙体系の変化−房総南端の「蛙」類− 【佐々木英樹】
- 奥能登の方言分布 【馬場宏】
- 日本言語地図（ＬＡＪ）と関東地方域方言事象分布地図（ＤＡＫ）の比較−方言地理学の方法論についての考察− 【Ｗ.Ａ.グロータース】
第２７回 1978年10月20日 熊本大学
- 研究発表
- 長崎県西彼杵半島方言の接続助詞−「から」「けれども」について− 【上野智子】
- 方言における格助詞「が」「の」−準体助詞を中心に− 【引原早百合】
- 関門海峡周辺の方言圏について 【宮本登】
- 徳之島における音韻の分布−サ行音について− 【岡村隆博】
- ディレッタンティズムと方言研究−辛川十歩の場合− 【柴田武・三石泰子】
- 研究討論
- 言語調査の方法についての一提言−標準語への抵抗を中心として，富山県下・福井県下の調査より− 【佐藤茂】
第２８回 1979年5月11日 大阪樟蔭女子大学
- 研究発表
- 南島方言の形容詞[san]・[〓（ロングs）an]両活用形の意味・用法差−与論島朝戸方言を中心に− 【町博光】
- 待遇表現における男女差−八丈島末吉洞輪沢集落の全員調査から− 【沖裕子】
- 江戸詰め藩士たちの言語生活−近世後期における− 【崎村弘文】
- 信濃歌(3401)の「中麻奈」をめぐって 【菊沢季生】
- ことばの地域差−全国通信調査から− 【日高貢一郎】
- おたまじゃくしの方言−「日本言語地図」のささやかな追跡調査から− 【上野勇】
- 近畿方言○〓（○の上に｀）型アクセントの発話の実態及び生理的・音響的特徴について 【杉藤美代子】
第２９回 1979年10月19日 東北大学
- 研究発表
- 敬語の場面差−札幌における敬語調査から(1)− 【尾崎秩子・御園生保子・藤田克彦・荻野綱男】
- 丁寧さの数量化−札幌における敬語調査から(2)− 【荻野綱男】
- 《新方言》と新語・流行語−山形県最上郡のグロットグラム調査− 【井上史雄・永瀬治郎・沢木幹栄】
- Formantから見た山形県長井方言の「イ」と「エ」 【佐藤和之】
- 全国方言語彙の意味記述の問題−近畿方言の人体語彙を中心として− 【久野眞・久野マリ子】
- 分布原則の追加について提案−ＬＡＪ「かたつむり」方言による− 【山口幸洋】
- 関東地方域の方言についての方言地理学的研究−とくに埼玉県東部地域における２音節同音異義名詞アクセント事象の分布に注目して− 【大橋勝男】
第３０回 1980年5月23日 学習院大学
- 研究発表
- 埼玉県東北部における特殊アクセントの諸相 【大野真男】
- ナ行文末詞の種々相−奈良県吉野郡南部方言を中心として− 【橋本裕美】
- 能登半島に於ける「とんぼ」の方言分布−個名より総称名を描き出す− 【馬場宏】
- 中国地方の「きのこ」の方言分布と語史−タケのアクセントを中心として− 【広戸惇】
- 大都市における言語調査 【野元菊雄・南不二男・江川清・米田正人】
- 方言語彙の語構成研究−群馬方言のカガヤクについて− 【吉田金彦】
- 講演方言研究の回顧と展望
- 『方言』今昔談 【高藤武馬】
- あの頃の方言学界 【金田一春彦】
第３１回 1980年10月24日 信州大学
- 研究発表
- 九州・山口県の地方の「ゴト・ゴタル」について 【住田幾子】
- 北海道における「起キレ」から「起キロ」への変化と「起キロ」から「起キレ」への変化 【城野光一】
- 同一個人の語彙の変化 【上野勇】
- オナメ（妾）源流考−山木男女説話を低徊しつつ− 【北条忠雄】
- 同音衝突と意味関係−高田西部言語地図を中心に− 【小林隆】
- 基礎語の地理的分布と語彙史の交渉−「家（イエ）」と「家（ウチ）」の共存をめぐって− 【日野資純】
- 長野県北信地方の二・三の方言の分布を追う 【青木千代吉】
- 講演
- 方言研究の回顧−『メダカ乃方言』の出版まで− 【大田栄太郎】
第３２回 1981年5月22日 甲南女子大学
- 研究発表
- 東日本方言サル形動詞の意味と分布 【中田敏夫】
- 助動詞のアクセントと文法的性格−北九州方言を例として− 【木部暢子】
- 中・四国における俚言の意味とその分布−「ミテル」を中心に− 【高橋顕志・川合由美】
- 淡路方言に於けるidiomatic preference 【興津憲作】
- 関東北部における「新方言」 【佐藤高司・井上史雄】
- 無アクセントの発生に関する仮説 【Ｗ.Ａ.グロータース】
第３３回 1981年10月23日 広島大学
- 研究発表
- 《和服》の語彙体系−徳島県石井町の場合− 【酒井恵美子】
- 丹後半島及びその周辺域の漁業従事者の風の語彙 【茂田恵】
- 山形県長井方言の/ki/と/ke/−知覚実験とFormant分析を通して− 【佐藤和之】
- 古語・新語交代の時期 【上野勇】
- 愛知県周辺にみられる下一段式サ変動詞の発生をめぐって 【彦坂佳宣】
- 長野県諏訪郡下（旧）における“なな―と（ど）”などの分布とその使用の盛衰について 【牛山初男】
第３４回 1982年5月21日 早稲田大学
- 研究発表
- 「竹馬」の日本語史−埼玉方言・全国諸方言・文献から− 【安食邦明】
- 方言にみられるevolutive changeとadaptive change−九州方言の場合− 【陣内正敬】
- 奄美大島における待遇表現の地域差−文表現の言語地理学− 【下野雅昭】
- 接辞サの本義 【福沢武一】
- 東西外来語アクセントについての考案 【小暮紀子】
- 東京北部及びその周辺地域におけるアクセントの実態 【都染直也】
- 徳之島の語声調方言 【崎村弘文】
- 萩市見島のアクセント卑見 【添田建治郎】
- 近畿方言○〓（○の上に｀）型アクセントにおける母と子との発話 【杉藤美代子・奥村綾子】
- 講演
- 昭和初期の方言学界の回顧 【三谷栄一】
第３５回 1982年10月22日 香川大学
- 研究発表
- ２母音間の混同を定量的に把握する方法 【前川喜久雄】
- 琉球宮古方言の形容詞 【名嘉真三成】
- 壱岐の屋号・門名−勝本町百合畑触・立石西触と湯本浦の家称語彙− 【杉村孝夫】
- 獣のシとミ−日本語民族の食糧を反映するものとして−特にミ〓（「の鏡像）の諸面への展開を探る 【北条忠雄】
- 高知県物部川流域における方言の地域差・年齢差 【小松博子・高橋顕志】
- センタクとセンダク−ＬＡＪ160図についての別の見方− 【佐藤茂】
第３６回 1983年5月20日 京大会館
- 研究発表
- 方言資料としての闇斎学派聞書 【望月正道】
- 呼称と述部の対応からみた待遇表現の研究−山口方言を例に− 【藤田勝良】
- 方言使用の地域差・男女差−福岡市若年層のことば− 【陣内正敬】
- 奈良県と三重県の境界地帯方言地図 【水谷栄一】
- 同一話者の１０年後の再調査 【佐藤亮一・白沢宏枝】
- 青森県内南部方言の語法上の特色 【高橋圭三】
第３７回 1983年10月21日 富山大学
- 研究発表
- 八尾町の方言について−八尾町の方言の文法を体系的に考える− 【笹山明美】
- 仙台市における親族関係と待遇表現−年齢別場面設定調査から− 【黄鴻信】
- 加賀地方における２モーラ名詞アクセントの変遷 【新田哲夫】
- 京都市方言の職業語彙 【久野眞】
- 「虻」と曲家−言語史と文化史の接点をもとめて− 【中俣均】
- 福井県の風の方言，エッチュウコシとニシコチについて 【藤本良致】
- ぱちんこの方言 【上野勇】
第３８回 1984年5月18日 国立国語研究所
- 研究発表
- 東京方言アクセントにおける尾高型から非尾高型への移行−いわゆるＡ型Ｂ型のゆれをどう捉えるか− 【相沢正夫】
- 岩手県気仙地方の言語の文法構造とそれを律するアクセントの法則 【山浦玄嗣】
- 現代方言学から見た『蝸牛考』 【佐々木英樹】
- 酒田方言の動詞のアスペクト 【荒井孝一】
- 可能表現の分布と変遷 【渋谷勝己】
- 言語特徴による地域分割のためのネットワーク法 【柴田武・熊谷康雄】
- 秋田県北部農村の社会変化と敬語行動の標準 【渡辺友左・望月重信】
第３９回 1984年10月19日 中京大学
- 研究発表
- 現在方言から方言書へ−長崎方言の史的研究の試み− 【大橋百合子】
- 西関東方言語彙の計量的研究 【新井重雄】
- 周辺地域から東京中心部への新表現の流入について 【荻野綱男・井上史雄・田原広史】
- 八丈島方言における共通語化の一側面−存在表現アル・イルおよびアスペクト表現テアル・テイルをめぐって− 【山本清隆】
- 山形県置賜方言述語に附属する指示接辞について 【金田章宏】
- 香川県伊吹島方言のアクセント体系を考える 【佐藤栄作】
- 岐阜県徳山村戸入方言のアクセント 【山口幸洋】
第４０回 1985年5月24日 大阪大学
- 研究発表
- 大阪弁における助詞の省略について−落語を材料として− 【金沢裕之】
- 琉球における無アクセント方言・再考 【崎村弘文】
- 柳川方言恒河沙一撮（其の�機法 攵樟舒楕識辧�
- 近世大名所領からみた方言分布−『日本言語地図』を利用して− 【石井さと子】
- 関東と関西における言語の地理的伝播の比較 【佐藤貴裕】
- 熊本県宇土半島並びにその周辺地域における俚語の分布について 【一森綾子】
- 松山市・高知市間における方言の地域差・年齢差−グロットグラム調査の経過・分析方法・結果− 【高橋顕志】
- 能登半島の方言分布相 【馬場宏】
第４１回 1985年10月25日 宮城学院女子大学
- 研究発表
- アクセントにおける標準語意識とその実態−三重県津市及び美里村の中学生の場合− 【澤口哲弥】
- 東京から福島に向けての共通語化の状況−地域・年齢・言語意識から− 【田原広史】
- 言語変化と言語意識−東京における− 【永田高志】
- 加熱料理動作の認識・変遷−群馬県前橋市南部地域方言を中心に− 【中林妙子】
- 耳垢の方言−通信調査による全国的分布について− 【法水正文】
- 庄内方言動詞の第二命令形−シタ・シテダ・シッタ・シテッダ− 【荒井孝一】
- ケセン語における主詞と従詞 【山浦玄嗣】
第４２回 1986年5月23日 昭和女子大学
- 研究発表
- 福島県相馬市における高校生の方言語彙変化−５年間の変化と居住地・親の職業との関係− 【小林初夫】
- 語中における有声化現象の音韻論的解釈について−岩手方言を中心にして− 【斎藤孝滋】
- 方言区画に於ける境界線について 【伊藤哲夫】
- 広島県宮島方言の「ト抜け」に関する社会言語学的考察 【高永茂】
- 東京語における３拍漢語のアクセント変化 【三井はるみ】
- 出雲東部のアクセントについて 【都染直也・寺本美晴】
- 柳川方言恒河沙一撮（�供砲両匆陝 攵樟舒楕識辧�
第４３回 1986年10月17日 鹿児島大学
- 研究発表
- 日田地方のアクセント−共通語の受容化について− 【二階堂整】
- 九州北部方言のアクセント 【中村萬里】
- 北九州市小倉方言のモーラアクセントについて 【木部暢子】
- 奈良盆地 中・南部における待遇表現形式の分布について 【中井精一】
- 小字における［〓（無声両唇摩擦音のФ）］音非唇音化現象の実態−沖縄市字大里調査より− 【松田謙次郎】
- 奄美徳之島の特色音声の変容−スペクトル分析等による考察− 【橋尾直和・今石元久】
- 大阪市立高校生の言語生活 【岸江信介】
- 熊本県不知火町永尾地域における方言語彙の変化・共通語化について−四集落の全員調査報告− 【一森綾子】
- 蜻蛉−その呼称と周圏論− 【北条忠雄】
第４４回 1987年5月22日 甲南女子大学
- 研究発表
- 近畿方言における話し相手待遇と第三者待遇の違いについて 【宮治弘明】
- 仙台市方言における２種類の尻上り音調について 【大西拓一郎】
- 動詞アクセントの一型化について 【新田哲夫】
- アクセントの「下降調」をめぐって−併せて香川県高瀬アクセントの用言の音調の報告− 【佐藤栄作】
- 話者の方言を推定する方法に関する研究 【粕谷巧】
- 音韻的特徴による方言分布パターン 【永田高志】
- 言語的特徴による地域分割のためのネットワーク法�供櫂優奪肇錙璽�法と他の方法との比較を中心に− 【熊谷康雄・柴田武】
- 言語地図の語形の数量的性質 【沢木幹栄】
- 千葉県上総・安房地方における小・中学生のｋ音脱落意識 【佐々木英樹】
第４５回 1987年10月23日 椙山女学園大学
- 研究発表
- 紀伊半島海岸部方言におけるアスペクトについて 【井上文子】
- 千葉方言におけるｋ音の変化 【篠崎晃一】
- 事物の概念と語彙体系−会津地方における蜻蛉と蛙をめぐって− 【高野直美】
- 言語地図上の＜複合形＞の性格 【山田健三】
- 非東京語出自の標準語形について−西日本出自の語形の場合− 【佐藤貴裕】
- 垂井式アクセントについて 【山口幸洋】
- 現代東京語アクセントの諸特徴−年齢差及び「辞典」との差を中心に− 【馬瀬良雄・佐藤亮一】
第４６回 1988年5月20日 國學院大学
- 研究発表
- 調査を調査するための調査の試み 【松田謙次郎】
- 口蓋化した/se/,/ze/音節の共通語化に関与する要因について−鳥取市賀露町の社会言語学的調査から− 【前川喜久雄・池本伸子】
- 発話文のていねいさと個人差の要因−天草町高浜宮之前の敬語行動調査から− 【植村敬子・榊透江・吉岡泰夫】
- 南部・伊達藩境界地域の方言分布の特色 【志村文隆】
- 新潟県における昔話の結句形式の分布について 【野口幸雄】
- 上甑島瀬上方言の音韻の記述 【尾形佳助】
- 串本方言の「イル」・「ヤル」・「タール」−その意味と機能− 【大野仁美】
- 岡山市方言の進行形ヨル・トルの体系とその成立 【虫明吉治郎】
第４７回 1988年10月14日 弘前大学
- 研究発表
- 近世後期における形容詞の程度副詞的用法−イカウとイカクについて− 【増井典夫】
- エ〓（上付きのン）ジメ・エ〓（上付きのン）ジコ語源考 【中山健】
- コンピューターによる『糸魚川言語地図』の作成 【井口三重】
- 長野県下伊那方言の二，三の特徴について 【今村かほる】
- 沖縄に生まれた共通語の文法 【永田高志】
- 疑問文の体系とその特徴について 【福井玲】
- ケセン語：ウンツェハァの研究−否定疑問文に対する逆転した応答形式− 【山浦玄嗣】
第４８回 1989年5月19日 武庫川女子大学
- 研究発表
- 微細言語地図の再調査−理解語を中心として− 【大川敦士】
- 京阪地区への移住者の方言受容について 【ダニー＝ロング】
- 京都語の文末表現と音調の実態 【村中淑子】
- 義太夫浄るりにみる淡路方言 【興津憲作】
- 大分県方言における主格助詞「イ」について 【切石文士】
- 岩手県三陸町方言における語中子音有声化現象の考察−音環境，語彙的事情，世代差，場面差による− 【斎藤孝滋】
- 四つ仮名の消失過程について−高知県中村市の場合− 【久野マリ子・久野眞・大野眞男】
第４９回 1989年10月27日 茨城大学
- 研究発表
- ガ行鼻濁音について 【嶺田明美】
- 東京方言の談話展開の方法 【久木田恵】
- 五島列島・下崎山町方言における/te/＜〜して＞の音声形について 【有元光彦】
- 私＜母＞を表わす語の性差・場面差およびその移り変わり−札幌市における社会言語学的調査から− 【尾崎喜光】
- 「札幌市における共通語化および言語生活の実態」調査から−語彙について− 【水野義道】
- 栃木，茨城両方言の接尾語−「メ」「コ」「ボ（ー）」について− 【早野慎吾】
- 茨城方言のアクセントエーション 【山口幸洋】
第５０回 1990年5月25日 明海大学
特集「方言の現在−今，方言はどう動きつつあるか−」
- 日本方言研究会の25年 【徳川宗賢】
- 研究発表
- 方言認知地図の書き方と読み方 【ダニエル＝ロング】
- 留学生は日本語の方言にどの程度気づいているか−近畿地方の留学生を対象としたアンケート調査より− 【備前徹】
- 福岡市方言の「来る特殊用法」 【陣内正敬】
- 東西方言の境界線附近の方言の現在と将来−岐阜・長野県境附近の方言について− 【永瀬治郎】
- 方言使用と生活環境−社宅と自然発生的集落− 【神鳥武彦・高永茂】
- シンポジウム
- 方言は消滅するのか 【佐藤亮一】
- 地域言語の改新と世代差−熊本県域における変化の動態− 【吉岡泰夫】
- 方言の変化−北海道における変化の実態− 【小野米一】
- 方言主流社会の方言と標準語 【佐藤和之】
- 社会方言学の課題 【真田信治】
第５１回 1990年10月19日 高知女子大学
- 研究発表
- 方言差からみた日本語と中国語−アクセントを中心に− 【劉麗】
- 東京都足立区におけるベー・ダンベー 【上條厚】
- 接触によるアクセント変化の可能性−近畿地方周辺部アクセント調査から− 【岸江信介】
- 石川県と富山県の境界地帯の方言分布 【洞庭由美子】
- チチハハからオトーサンオカーサンへ−「日本方言大辞典」を読む− 【山口幸洋】
- 武市瑞山文書から見た土佐藩士の言語生活 【諸星美智直】
- 語の複合連合における清濁転換−雅澄大人の卓見の立証的敷衍− 【北条忠雄】
- 報告
- 国際方言学者会議報告 【沢木幹栄】
第５２回 1991年5月24日 甲南女子大学
- 研究発表
- 現代日本語におけるサ行子音の一変化について 【伊藤秀樹】
- テレビ出演時のアクセント−近畿地方の小学生が近畿ローカルの番組に出演する場合− 【中井幸比古】
- 方言文音調記述の試み−大阪市域方言の場合− 【鏑木昌博】
- 櫻田家蔵『方言達用抄』の草稿本の入手と，その書誌的考察−仙台の方言研究の一環として− 【菊池武人】
- ケセン語母音調音時口腔諸器官の運動−核磁気共鳴断層法による解析− 【山浦玄嗣】
- 「四国言語地図」の構想−システムの概要と具体例− 【高橋顕志】
- 待遇表現法にみる関西共通語化の現状 【中井精一】
- 東海西部地方における推量辞の分布と歴史 【彦坂佳宣】
第５３回 1991年10月18日 金沢大学（金沢市文化ホール）
- 研究発表
- 全国アホ・バカ方言の研究 【松本修】
- 富山市アクセントの動態−共通語化を中心に− 【新田哲夫】
- 気づかれにくい方言−アスペクト形式「〜かける」の意味とその東西差− 【沖裕子】
- 能登半島に於ける海磯小動物の方言分布−半島の内と外− 【馬場宏】
- ハンザキ・鮟鱇の語誌−大山椒魚という動物の呼び名を考える− 【虫明吉治郎】
- パソコンによる言語地理学で何が変わるか−ＳＥＡＬでできること− 【福嶋秩子】
- 言語間方言学（Interlingual Dialectology）の可能性−語種の方言分布− 【井上史雄】
第５４回 1992年5月22日 筑波大学
- 研究発表
- 越中五箇山方言における授受動詞の体系について−視点制約成立過程への一考察− 【日高水穂】
- 茨城県水海道方言における「能力格」-〓（ngの音声記号）aniと名詞句分類 【佐々木冠】
- 関西における新しい形容詞の諸相 【戸田綾子】
- ロシアにおける日本語の方言の研究 【Ｓ.Ａ.ブイーコワ】
- 社会言語学と韓国方言の研究 【張泰鎭】
- 『イングランド言語地図』（ＬＡＥ）における調査法・地図化の問題点 【佐々木英樹】
- 南紀海岸部の方言における存在を表わす動詞 【大野仁美】
- 熊野アクセントの句頭卓立調について 【岸江信介】
第５５回 1992年10月23日 大分大学（大分文化会館）
- 研究発表
- 低起式語の音声的変種−徳島県阿南市宝田町の場合− 【大和シゲミ】
- 埼玉県東部アクセントの地理的分布 【吉田健二】
- 大分方言における「シンケン」の広がり 【田中茶和子】
- 漢語諸方言の言語地理学的研究−ＰＨＤ（Project on Han dialects）の概要と結果− 【岩田礼】
- 類義牽引 【高橋顕志】
- 糸魚川地方の方言区画−ネットワーク法による− 【柴田武・井口三重】
- 講演
- コンピュータによるイングランド言語地図（ＣＬＡＥ）−第２巻への予備的考察− 【ヴォルフガング＝フィアエック】
第５６回 1993年5月21日 立命館大学
- 研究発表
- 三重県度会郡西部の言語調査について 【齋藤平】
- 北関東西部における新方言の伝播の特徴 【佐藤高司】
- 鶴岡市における共通語化の調査−約20年間隔で行われた３回の調査を比較して− 【米田正人】
- 地域言語における場面差と世代差−山形県東田川郡三川町の調査から− 【佐藤亮一・小川民・内田典子・高原瑞穂】
- 江戸時代の仙臺方言集『濱荻』の成立について 【菊池武人】
- 神戸方言談話資料の文字化と文節・単語単位の索引の作成 【橘幸男】
- 「とびはねイントネーション」の使用とイメージ 【田中ゆかり】
- 鹿児島市方言における質問のイントネーションについて 【木部暢子・久見木大介】
- 〓（フの下に△）ク〓（「の鏡像）を〓（フの下に△）〓（「の鏡像）クと聞くことなど−アクセント核の移りと聞こえの方言差− 【秋永一枝】
第５７回 1993年10月29日 北海道大学
- 研究発表
- 若年層が先導する地域言語の改新−肥筑方言域の社会言語学的調査から− 【村上敬一】
- 福岡市アクセントの動態−中年層を中心に− 【中村萬里】
- 茨城県水海道方言における［voice］の交替現象と音節−水海道方言の閉鎖音における［voice］の交替現象− 【佐々木冠】
- 数量化理論�稽爐砲茲詈�言区画とネットワーク法−「井上史雄『文法現象による計量的方言区画』」のネットワーク法による再分析− 【熊谷康雄】
- 北海道の若年層における言語使用−「くすぐったい」と「くすぐる」を中心に− 【見野久幸】
- 札幌市におけるガ行鼻音保持の一側面 【相澤正夫】
第５８回 1994年6月3日 東京外国語大学
- 研究発表
- 国語辞典に「方言」として収録されている語形について 【御子柴富美子】
- 集団語の知識・使用と言語意識・パーソナリティーの関連について 【永瀬治郎・岡隆・池田理恵子】
- 方言変容の型の分類−大分方言を中心に− 【日高貢一郎】
- 富山県砺波方言の終助詞「ゼ」の意味分析 【井上優】
- 富山県氷見方言の談話展開の方法 【畑中宏美】
- 能登半島における石鯛の方言−意味転化と語形変化− 【馬場宏】
- いわゆる「尻上がり」イントネーションと北関東の「尻上がり」調について 【原香織】
- 富山・新潟県境域における東西アクセントの動向 【加藤和夫・林智子】
- 広島市方言アクセントの動態 【馬瀬良雄・小橋裕恵・竹田由香里・中東靖恵】
第５９回 1994年10月28日 山口大学
- 研究発表
- 広島県方言における接触を表す動詞の意味変化と世代差 【灰谷謙二】
- 大分県方言における助動詞「まい」の実態 【堀三智子】
- 水海道方言の-〓（ngの音声記号）aと-no 【佐々木冠・ダニエラ＝カルヤヌ】
- 明治期の口語法調査の研究 【高橋玲子】
- 共通語・標準語外史−「方言差を謡曲で克服した話」続貂− 【岡島昭浩】
- 都城における韻律の変化について−若年層を中心にピッチ曲線から見た一考察− 【松永修一】
- 愛媛県南予地方に見られる２拍名詞アクセントの分布と変遷 【清水誠治】
第６０回 1995年5月26日 龍谷大学
- 研究発表
- 動詞活用におけるラ行五段化傾向の地理的分布 【小林隆】
- 音声アンケート方式によるアクセント調査の可能性−実現形だけでは見えないもの− 【佐藤栄作】
- 鹿児島市方言における新しい動き 【木部暢子・太田一郎・中島祥子】
- バンクーバー周辺日系カナダ人の日本語−方言的側面を中心に− 【彦坂佳宣】
- シンポジウム 言語地理学と社会言語学の間
- テーマの趣旨 【柴田武】
- 言語地理学から社会心理言語学へ 【井上史雄】
- 社会言語学的情報を取り入れた社会言語地理学 【陣内正敬】
- 巨視的研究と微視的研究 【高橋顕志】
- 民俗的なるもの，風俗的なるもの，そして民族的なるもの 【大西拓一郎】
第６１回 1995年10月20日 新潟大学
- 研究発表
- 無型アクセント話者における音調相のパタン分類−福島県相馬地方における読み上げ式多人数調査より− 【亀田裕見】
- 発音からみたコミュニティーの分化と音的条件の強弱−山梨県西部域若年層のガ行鼻音− 【田中ゆかり・吉田健二】
- 熊本県三角町方言の助詞・助動詞の音調−方向観から新段階観へ− 【崎村弘文・平野由紀子】
- 広島市方言語アクセントの特徴と世代的変動−『広島市方言アクセント辞典』の資料をもとに− 【馬瀬良雄・竹田由香里・中東靖恵】
- 山梨方言における助動詞「とう」の構造分析 【吉田雅子】
- 福岡市博多方言の終助詞バイ・タイの用法と意味機能 【坪内沙智世】
- 琉球那覇方言の主格助詞について−共時的分析および現代日本語との対比から− 【石川明子】
- 日本祖語のワ行音 【名嘉真三成】
- 命令表現の諸相−新潟県白根市西酒屋方言の場合− 【野口幸雄】
- 回顧と探索 わが郷土の方言 【北条忠雄】
第６２回 1996年5月17日 東京都立大学
- 研究発表
- 富山県における「デァ」「ダ」「ジャ」「ヤ」の分布と変遷 【小西いずみ】
- 能登半島における「父・母」の呼称−敬度の低下と意味変化− 【馬場宏】
- 言語地理学の故郷（ふるさと）はダーウィンの『種の起源』 【佐々木英樹】
- 北海道の若年層における言語使用−「程度を表すことば」の使用を中心として− 【見野久幸・菅泰雄】
- ‘方言’と‘共通語’が作る言語的多様性と教室談話の参加構造 【茂呂雄二】
- 岩手県盛岡市方言における「〜サル」形式の意味と統語論的特徴 【竹田晃子】
- ケセン語における有声音と無声音の相互移行 【山浦玄嗣】
第６３回 1996年10月18日 愛媛大学
- 研究発表
- 九州肥筑方言における「サ詠嘆法」の分布について 【濱中誠】
- 古典籍における琉球方言の志向形 【松永明】
- 場面接触態度と言語形式および口調の選択の相関 【西尾純二】
- 「中国語北方方言基本語彙研究」について 【胡士雲】
- ネットワーク法による『日本言語地図 第３巻』の地点間類似度の測定とデータの視覚化−大量データへの適用の試み− 【熊谷康雄】
- 対人認知と敬語表現の形式−広島市域の青年女子層における特徴− 【神鳥武彦・福島真司】
- 一型アクセントとしての愛媛県喜多郡方言の特質 【山口幸洋】
第６４回 1997年5月23日 大阪市立大学
- 研究発表
- 富山県高岡方言における「行ったった」型敬語法の社会言語学的考察−構文構造意識レベルのneo-dialect− 【麻生亜希恵】
- 富山県呉西地域における命令表現の体系 【瀧川美穂】
- 買物における挨拶行動の地域差と世代差 【篠崎晃一・小林隆】
- 静岡県賀茂郡特殊アクセントの分析・試論−ディスコースによる研究− 【前田千穂子】
- 松山市方言アクセントの動向 【秋山英治】
- 近畿中央部における専門家アクセントの実態−世代差・男女差・知識度との関わり− 【田原広史】
- 東京の大学生のことば−「地元語」と「東京語」をめぐる移住の及ぼす言語変化− 【波多野円】
- 東北方言における/ ki/の発音実相とその史的展開−地理的・年代的状況に即して− 【大橋純一】
- 発話の丁寧さに関与する語彙的要因と韻律的要因の関係−熊本方言における終助詞とイントネーション− 【前川喜久雄・吉岡泰夫】
第６５回 1997年10月17日 山形大学（遊学館）
- 研究発表
- 宮城県南部における一型アクセントの研究 【大友愛】
- 無アクセント方言における「カード式ランダム発話」調査法の有効性と音調バラエティーの世代差・条件差−福井市方言を対象として− 【竹内詩乃】
- 栃木県佐野市域アクセントの動向−老年層・若年層の比較を中心に− 【河内秀樹】
- 形容詞・動詞無アクセント方言における名詞アクセント体系と転成・複合名詞アクセントの特徴−富山市方言を対象として− 【山崎純】
- 幸若舞アクセントの口承性について 【松尾真由美】
- 琉球における類別語彙２拍語の合流の仕方の再検討 【松森晶子】
- 言語・民俗地理学の展開−長野県における「ものもらい」と「腱鞘炎」の方言・民俗資料を中心に− 【馬瀬良雄】
第６６回 1998年5月29日 白百合女子大学
- 研究発表
- 仙台市方言における「べー」の用法について 【玉懸元】
- 使役表現「サセル」による待遇法の特徴−北茨城市方言を対象として− 【内藤裕之】
- 宮崎方言における依頼表現の使い分けについて 【岸江信介・四位隆志】
- 富山県砺波方言の終助詞「ジャ」の意味分析 【井上優】
- 指定辞「dea」「デヤ」の音価について 【小西いずみ】
- 移住先アクセントの受容・統合能力に関わる主要因間の相関性−首都圏への移住者を対象にして− 【余健】
- 『日本言語地図第３集』のネットワークによる地点間類似度表示と地形・人口分布情報との重ね合わせ 【熊谷康雄】
- 接尾語ナについて−キノーナ（昨日）・アサナサナ（朝々）・シナ（しながら）の類い− 【福沢武一】
第６７回 1998年10月16日 九州大学
- 研究発表
- 首都圏における共通語化に見る地域共同体の流動化に伴う権威構造の変化 【丸山千歌】
- 広島市・松江市間における方言の地域差・年齢差−安芸・備後・出雲グロットグラム調査より− 【花岡健吾・樋山愛】
- 琉球方言音韻体系の変化傾向−沖縄奥武方言・宮古来間方言の世代別調査を中心に− 【中本謙】
- 奄美諸島における方言意識の変容と歴史的背景 【西村浩子】
- 福岡市博多方言の不変化詞「クサ」の用法と機能 【坪内佐智世】
- 若年層の関西方言における否定辞の使用実態−カジュアルな場面での談話を資料として− 【高木千恵】
- 『奈良県風俗誌』からみた近代奈良方言 【中井精一】
- 西部日本の活用型統合の由来をさぐる−ＧＡＪの二段・ナ変動詞を中心に− 【彦坂佳宣】
- 10年目のウンツェハァ−ケセン語の逆襲− 【山浦玄嗣】
第６８回 1999年5月28日 同志社大学
- 研究発表
- 動詞連用形に接続する助詞「テ」を中心にみた琉球方言と西日本方言との関連性 【松田知子】
- 方言助動詞「べー」の用法の変化−対照による推論− 【舩木礼子】
- 京都市方言話者（女性）の談話から見たハル敬語の枠組み 【辻加代子】
- 「サ詠嘆法」と「カ語尾形容詞文」との異同−佐賀県武雄市の実態報告を中心に− 【濱中誠】
- 希求構文の統語論−水海道方言の場合− 【佐々木冠】
- 江戸幕末期の鹿児島方言 【中村萬里】
- 能登半島における「アイノカゼ」と「クダリノカゼ」 【馬場宏】
第６９回 1999年10月29日 愛知県立大学
- 研究発表
- （一件発表辞退）
- 首都近郊若年層のことばの地域差・属性差について−埼玉県南部の中学校におけるアンケート調査より− 【鑓水兼貴】
- 茨城方言話者による東京アクセントのスタイルシフト 【山田伸子】
- 琉球祖語におけるアクセント型の数−琉球調査用類別語彙の開発をめざして− 【松森晶子】
- 方言主流社会に住む日本語ノンネーティブスピーカーの方言受容意識−習得志向意識・使用意識とその背景− 【前田理佳子】
- 愛知教育大学における尾張・三河両方言折衝の実態 【久木田恵】
- 高知県方言ラーの暗示性と明示性 【上野智子】
- 現代日本語におけるガ行鼻音の実態と共通語としての地位 【馬瀬良雄・渡辺喜代子・清水千寿子・中東靖恵】
- シンポジウム（壇上座談会）
- 方言談話資料の収録事業−ＮＨＫ記録事業「ふるさと日本のことば」への提言− 【大橋勝男・久野マリ子・柴田実・日高貢一郎・吉岡泰夫（司会）】
第７０回 2000年5月26日 専修大学
- 研究発表
- 埼玉県東部地域のアクセント再考−〈久喜式アクセント〉の１〜３拍名詞を手がかりに− 【飯島一行】
- 方言音声使用の場面的多様性−山形県鶴岡市での調査から− 【尾崎喜光】
- 徳島県アクセント地図から見た徳島県アクセントの成立について 【岸江信介・石田祐子】
- 続「Ｐ音考」−琉球列島各地域と日本語のハ行子音の特徴− 【杉藤美代子】
- 方言話者の「標準語」の記述−青森県津軽方言話者を対象として− 【阿部貴人】
- 文法化の過程と地理的分布−対象格助詞コト・トコ類の分布と変遷− 【日高水穂】
- 方言研究と近代文学研究の接点−虚子による『坊っちやん』の自筆原稿の修正をめぐって− 【佐藤栄作】
- 北陸方言における主題・とりたてを表す「は」の運用について 【山田敏弘】
- 講演
- 日本方言学と日本方言研究会をふりかえる 【大島一郎】
- シンポジウム 世紀をわたる日本方言学−軌跡と指針−
- 「方言学」という学問 【大西拓一郎】
- 方言学の功罪 【渋谷勝己】
- 方言学の展開（1）−比較方言学のゆくえ− 【木部暢子】
- 方言学の展開（2）−言語地理学の進路− 【加藤和夫】
- 方言研究と隣接科学−主に民俗学との関係に注目して− 【中井精一】
- 方言と方言学のパースペクティブ 【小林隆】
第７１回 2000年10月27日 安田女子大学
- 研究発表
- 南九州における人名（姓）に使われる文字の研究 【石窪太郎】
- 仙台市方言における「イキナリ」の多義性 【佐藤祐希子】
- ワンマンバスの案内放送にみられる地域差について 【清水誠治】
- 「ニガッテ」考−秋田県男鹿方言の悪行者標識− 【近藤清兄】
- 広島県内の高校生に見られる方言動詞活用型の残存の原則について 【原一浩】
- 新潟市の方言生活における文末待遇表現−要求表現における問いかけ形式文を中心に− 【金世朗】
- 共通語使用の談話展開類型と言語形成期獲得方言の影響 【齋藤孝滋・奈良夕里枝・晋萍・伊藤孝浩・フェリス女学院大学地域言語調査会】
第７２回 2001年 5月18日 甲南大学
- 研究発表
- 意識の中の標準語と方言 【玉井宏児・吉田さち・小西みさき】
- 方言認知地図から見た言語意識の変遷−西神ニュータウン在住者の場合− 【朝日祥之】
- 北海道における言語変化のパターン 【藤野雅幸】
- 兵庫県高砂市におけるガ行音の分布 【宮永真紀・松田謙次郎】
- 形容詞に接続するヨル形式について−熊本県下益城郡松橋町の場合− 【村上智美】
- 大阪方言話者における音調の世代差−アクセントの世代的変化と句の音調− 【武田佳子】
- 伊吹島方言の下降式アクセント分析 【山口幸洋・名倉仁美】
- 「なんで？」の復権−「東海道四谷怪談」から「ビューティフルライフ」まで− 【松本修】
- 「シモータ」から「ヤマッタ」へ−高知県方言における失態・失意表現の推移− 【上野智子】
第７３回 2001年10月19日 福井大学
- 研究発表
- 平行するグロットグラム─東北本線と常磐線の比較─ 【本多真史】
- 津軽方言の動詞活用体系について 【坂本幸博】
- 式音調の変化─福井県上中方言の場合─ 【大和シゲミ】
- アクセントの共通語化にかかわる単語親密度の影響 ─秋田県仙北郡西仙北町の２モーラ名詞調査から─ 【吉田健二】
- 方言コーパスを利用した方言研究の可能性─『徳之島方言辞典』作成のために─ 【沢木幹栄・福嶋秩子・中島由美・岡村隆博】
- 『ケセン語大辞典』の編纂 【山浦玄嗣】
- 講演
- Linguistic geography: Its development in the 20th century and its prospect in the 21st century 【Irenilde Pereira dos Santos】
第７４回 2002年５月17日 東京都立大学
- 研究発表
- 「を」の呼称に関する地理的研究 【大木梨華】
- 老年層と中年層の方言分布を１枚に表示する言語地図の試み 【齋藤勝実】
- 岡山市とその近郊の日常生活語における、補助動詞「おく」の用法：「スイカは冷えとか（！）んと、おいしゅーねーよ」 【山部順治】
- 静岡県水窪方言における意志・推量表現「ズ」の用法 【市岡香代】
- 愛知県東部における文末詞「ジャン」の用法とイントネーション 【嶺田明美】
- 陸中宮古方言のアクセント −その実態と体系− 【田中宣廣】
- 方言接触地域の名詞アクセント −小笠原諸島父島の生え抜きと移住者− 【阿部 新】
- 南九州地方における音声言語地図の開発と作成の試み 【岸江信介・木部暢子・松永修一・福島真司】
第７５回 2002年11月８日 徳島大学
- 研究発表
- 在日コリアン一世の否定表現の運用 【金 智英】
- 台湾に残存する日本語にみられる方言的要素−存在動詞オルと否定辞ンを中心に− 【簡 月真】
- 高知県方言の「ニカーラン」 【安岡浩二】
- 宮崎県椎葉村とその周辺域における在来方言音声と語彙の分布について 【松永修一】
- 方言における「コソ〜已然形」係り結びの沿革 【大西拓一郎】
第７６回 2003年５月16日 大阪府立大学
- 研究発表
- 日本海側東西方言境界線周辺地域における語彙・語法の社会言語地理学的研究 【石井絵美子】
- 宮崎方言の文末詞「ワー」「ガ」「ジ」 【村田真美】
- 仙台市方言における談話展開の方法−説明的場面で使用される談話標識から見る− 【琴 鍾愛】
- 岡山方言の、進行アスペクトを表すことができる３つの補助動詞「〜ょーる」「〜とる」「〜とく」 【山部順治】
- 秋田方言の驚き表現−ドデンスルとタマゲル− 【近藤清兄】
- 壱岐勝本方言の複合名詞アクセント−後部要素が１拍名詞の場合の複合規則仮説− 【池田史子】
- 近畿における方言と共通語の使い分け意識について−方言中心社会の提唱− 【田原広史】
- 山形県地域別言語調査にみる『地域共通語』−定住外国人のための教材開発を通じて− 【�睫斃技辧ε亙嬖言検�
第７７回 2003年11月14日 信州大学（長野県松本勤労者福祉センター）
- 研究発表
- 近世飢饉資料から見た＜糠＞の方言 ―東北地方太平洋側地域について― 【作田将三郎】
- ＧＩＳソフトを利用した言語地図の作成と分析 ―『大阪府言語地図』を資料として― 【鳥谷善史】
- 『CD-ROM版秋田のことば』の辞書機能における方言形あいまい検索システムについて 【石井啓之・日高水穂】
- 敬語動詞の意味縮小 ―「イラッシャル」「オイデル」「ゴザル」「ミエル」― 【水谷美保】
- 式根島方言における可能表現形式 【永澤 済】
- 東北方言における文末表現形式「ケ」の用法 【吉田雅昭】
- 青森県深浦方言地域における幼児の特殊拍意識の発達過程 【嵐 洋子】
- 若年層京阪式アクセントにおける式保存について 【那須昭夫・吉永 茜】
- 東京っぽい発音と大阪っぽい発音 ―東京・大阪方言とも頭高アクセントの語だけから成る文を素材として― 【郡 史郎】
- 東北・北海道における共通語化の地理的・年齢的動態 【鑓水兼貴】
- 南洋プランテーション社会における方言接触 ―南大東島のフィールドワークをもとに― 【中井精一・ダニエル.ロング・橋本直幸・朝日祥之】
第７８回 2004年５月21日 実践女子大学
- 研究発表
- ハワイ日系人の日本語 −可能表現を中心に− 【酒井 幸】
- 鳥取方言の「終止形＋ダ・デス」の用法について 【杉浦 滋子】
- 福岡のアスペクト −談話資料から− 【二階堂 整】
- 岩手県地域言語における『イズレ』の使用実態と言語意識 【田中 宣廣】
- 方言に見られる形容詞語幹の長音 【新田 哲夫】
- 関西若年層アクセントの式の対立における諸変化 【大和 シゲミ】
- 三方言アクセント併用話者の特徴 −垂井式アクセント地域出身大阪在住者のケース− 【余 健】
- アクセントの型，音調の型 【川上 蓁】
第７９回 2004年11月12日 熊本大学（熊本市民会館）
- 研究発表
- 福島市方言における無声子音の有声化 【幡 早夏】
- 熊本県八代市二見野田崎町方言の可能表現について 【山本 友美】
- 可能表現の意味構造 −大分方言からの考察− 【松田 美香】
- 京都人にとっての大阪方言、大阪人にとっての京都方言 −近隣方言の相互認知研究の一例として− 【出野 晃子・岡田 祥平・郡 史郎】
- 兵庫県南西部〜岡山市における関西方言受容モデルの構築 −コミュニティの状況と人の移動− 【岩城 裕之・村上 敬一】
- 自治体職員の行政コミュニケーションに見られる地域差 【朝日 祥之・吉岡 泰夫・相澤 正夫】
- 子守歌詞章の地域差 −おどし表現・甘やかし表現を中心に− 【椎名 渉子】
- WWW による方言語形の全国分布調査 【荻野 綱男】
第80回 2005年５月27日 甲南大学
- 研究発表
- 群馬県藤岡市方言における「養蚕語彙」の比喩表現 【新井 小枝子】
- 津軽方言の自称詞「ワ」が持つ機能−弘前市内の中高生を例に− 【柴田朝幸】
- 準体助詞の用法からみた方言地域差 【彦坂 佳宣】
- 島原方言における二字漢語の音調について 【松浦 年男】
- 語頭の有声破裂音におけるＶＯＴの地域差と世代差 【高田 三枝子】
- 聖書のケセン語翻訳から見えてきたもの 【山浦 玄嗣】
- 尊敬語運用の意識と実態−姫路市方言のテ敬語使用者を事例として− 【篠原玲子】
- 方言教育論−臨床ことば学としての方言の役割− 【札埜 和男】
- ポスター発表
- 音調の聞き取りの地域差 【大和 シゲミ】
- 地域言語研究の新たな展開−地域社会の特性と言語変異の関連に着目して− 【朝日祥之・太田 一郎・二階堂 整・松田 謙次郎・高野 照司・片岡 邦好】
- 「しまった！」と叫ぶとき 【澤村 美幸・小林 隆】
- 『日本語話し言葉コーパス』を用いた「標準語」の地域差研究の可能性−「やはり」の変異を例に− 【岡田 祥平・出野 晃子】
- 新しい敬語表現「〜されてください」の広がり 【日高 貢一郎】
- シンポジウム 知られざる地域差を探る
- シンポジウム“知られざる地域差を探る”がめざすもの 【小林 隆・篠崎晃一】
- はたらきかけ方の地域差 【篠崎 晃一】
- 敬語表現選択行動の地域差 【尾崎 喜光】
- 談話の地域差 【沖 裕子】
- 「立ち上げ詞」とその地域 【友定 賢治】
- 周辺的要素の地域差 【沢木 幹栄】
第81回 2005年11月11日 東北大学（仙台市戦災復興記念館 記念ホール）
- 研究発表
- 郡山市方言のバイについて ―〈確認要求〉の視点から新しい変化を見る― 【白岩 広行】
- 津軽方言の変格活用動詞「ク（食う）」について 【坂本 幸博】
- 青森県五所川原市方言における文末形式「ンズ」について 【田附 敏尚】
- 青森県弘前市方言話者のスタイル切換え ―アクセントの切換え― 【阿部 貴人】
- 東北方言のテンス・アスペクト形式における変容 【竹田 晃子】
- 方言音声研究の課題とその検討 ―「声の言語地図」からの提言― 【木部暢子・岸江信介・中井精一・松永修一・福島真司・鳥谷善史】
第82回 2006年5月12日 東京学芸大学（芸術館ホール）
- 研究発表
- 対馬方言の終助詞「ネ」の用法について 【原田由衣】
- 東西対立形成の社会的背景 ―「シャテー（舎弟）」を例として― 【澤村美幸】
- 沖永良部島からの移住者の言語意識と言語使用 ―神戸および沖永良部での調査より― 【平野涼子】
- とりたて詞「ナンカ」の用法の拡張 ―奄美における標準語と方言の接触― 【水谷美保・齊藤美穂】
- 沖縄津堅島方言の手段格を表示する格助詞の機能についての私見 【又吉里美】
- 富山市方言における意志・推量表現形式「ウ」の意味・用法とその変化 ―形式分化の観点から― 【市岡香代】
- 女子学生の入学年度による山形県内の〜タ、〜タイの音声バリエーション 【高橋永行】
第83回 2006年11月10日 岡山大学
- 研究発表
- 長崎県対馬方言の音調 ―対馬中部を中心に― 【柴田康子】
- 三宅島坪田方言のアクセント体系 【堀田浩司・新田哲夫】
- 法廷における方言の役割 〜臨床ことば学の立場から〜 【札埜和男】
- 《わんきゃがやらんば！》 観光客の目に付く奄美ことばの言語景観論的試み 【ダニエル・ロング】
- Onomastics and Dialectology 【Wolfgang Wilhelm Viereck】
- シンポジウム テーマ：『方言文法全国地図』の完結をめぐって
- シンポジウムの趣旨 【（司会）佐藤亮一】
- 講演： 国立国語研究所における方言研究の歴史と展望 【杉戸清樹】
- パネルディスカッション： 『方言文法全国地図』の出発点 ―東京1975 【真田信治】
- 編集者の立場から考える『方言文法全国地図』の意義 【大西拓一郎】
- 動詞活用の地域差とその生因・今後の進路 ―理論と『方言文法全国地図』の出会うところ― 【屋名池誠】
第84回 2007年5月25日 関西大学
- 研究発表
- 韓国高年層の残存日本語に見られる存在表現 【黄 永熙】
- 山形市方言「ッタラ」の用法と世代差 【櫻井真美】
- 「ら抜き」「れ足す」と秋田方言 ―可能表現の構造と展望― 【近藤清兄】
- 言語地図の簡単で新しい作成法 ―ウェブアプリケーションbunpu.jp/hougen.jp― 【濱中 誠・竹林 暁】
- 方言差を生じる言語変化の促進力と制御力 ―方言差再生産のメカニズム― 【日高水穂】
- 鈴鹿川流域における魚の昔の呼び名の調査結果について 【桜井好基】
- 音規則の計量的適用類型判定法の提唱 ―二項検定・カイ二乗検定法にもとづく類型判定一覧表を用いて― 【齋藤孝滋】
- 各都道府県版「方言と共通語」教材開発・作成のすすめ ―方言研究の国語教育への貢献として― 【佐藤�盪福�
第85回 2007年11月16日 琉球大学
- 研究発表
- 方言コーパスを利用した動詞活用の分析―徳之島方言二千文を用いて― 【福嶋秩子】
- 八重山の象形文字「カイダー字」 【ローザ マーク】
- 動詞肯定形に接続する疑問形式クナイ(カ) 【平塚雄亮】
- 『日本言語地図』のデータベース化 【熊谷康雄】
- 談話からみる徳島県のアスペクト―｢ヨル･トル｣を｢使イヨル｣が否定形式では｢使ッテナイ｣世代― 【津田智史】
- 方言の習得―大阪市生まれの幼児の感動詞獲得― 【友定賢治・高木千恵】
- 奄美佐仁方言に見られるm>wの変化について―先島方言におけるw>bとの比較を通して― 【内間早俊】
- 『おもろさうし』の表記法―開合の場合― 【中山昌久・蓮沼淳郎・桑名翔太】
第86回 2008年5月16日 日本大学
- 研究発表
- 沖縄方言の語源研究とその成果（価値・効用）について 【照喜名榮藏】
- 中舌母音及び硬い発音と柔らかい発音の教え方について 【岡村隆博】
- 国語教育における「方言と共通語」教育 【今村かほる】
- 方言の韻律をリアルタイムにデザインするアプリケーションの試作 【市原隆靖】
- サハリンに残された樺太方言に見られる言語変容―二拍名詞のアクセントを例として― 【朝日祥之】
- 五箇山真木集落36年後 ―待遇表現体系の拡散― 【辻加代子・金美貞】
- 宮崎方言における形容詞の一段活用化―その発生要因と宮崎県南部域の現況― 【早野慎吾・田中利砂子】
第87回 2008年11月1日 岩手大学
- 研究発表
- 山形県村山方言の現状と行方についての研究―若者ことばと伝統的方言との混淆形の発生という視点から― 【BERSON Maxime】
- 九州の若年層が用いる接続助詞「−てから」―用法の地域差と展開について― 【黒木邦彦】
- 福井県三国町安島方言におけるmaffa《枕》等の重子音について 【新田哲夫】
- 富山県における体調を表す語彙の地域性―看護実習生へのアンケートと臨地調査にみる富山方言の「問題」― 【岩城裕之】
- ＧＩＳでことばの変化を描くために―「早川谷グロットグラム」追跡調査報告― 【鳥谷善史】
- 言語地図上の地点間の類似関係の視覚化と分析―ネットワーク法におけるグラフ理論の応用とシミュレーションの試み─ 【熊谷康雄】
- レザノフ資料の日本語 【江口泰生】
- 明治期国語調査委員会による音韻口語法取調の概要と第2次調査資料の分析 【竹田晃子】
- 20年目のウンツェハァ―岩手県気仙地方における対否定疑問文応答形式の経時的変化― 【山浦玄嗣】
第88回 2009年5月29日 武庫川女子大学
※新型インフルエンザ流行のため中止（第89回に合同で発表会を開催）
- 研究発表
- 「但馬方言辞典」作成の試み 【谷口裕】
- （以下，第89回と合同で発表）
- 和歌山県東牟婁郡方言の動詞のアスペクト体系 【佐藤嘉ン奈】
- 大阪方言の命令形の使用範囲―セイ・シ・シテをめぐって― 【牧野由紀子】
- カジュアルスタイルにおける方言切換え―移住先方言の受容と切換えの要因― 【舩木礼子】
- 福島方言の文末イントネーション―意味的な記述への視点― 【白岩広行】
- 社会方言としての「電脳方言」形成の一考察〜「というか」の文法化と音韻化を中心に〜 【田辺和子】
第88・89回 2009年10月30日 島根大学（松江コンベンションビューロー くにびきメッセ）
※第88回研究発表会と合同で開催
- 研究発表
- 和歌山県東牟婁郡方言の動詞のアスペクト体系 【佐藤嘉ン奈】
- 大阪方言の命令形の使用範囲―セイ・シ・シテをめぐって― 【牧野由紀子】
- カジュアルスタイルにおける方言切換え―移住先方言の受容と切換えの要因― 【舩木礼子】
- 福島方言の文末イントネーション―意味的な記述への視点― 【白岩広行】
- 社会方言としての「電脳方言」形成の一考察〜「というか」の文法化と音韻化を中心に〜 【田辺和子】
（以上，第88回研究発表）
- 松江市方言「ナル」の可視性による使い分けについて 【千葉軒士】
- 「カエス」のサ行イ音便と「カヤス」の成立 【坂喜美佳】
- 関東出身の作家が使用する大阪方言―谷崎潤一郎と里見��を例に― 【安井寿枝】
- 奄美大島北部方言の敬語法 【重野裕美】
- 南琉球八重山地方のタボールンについて 【荻野千砂子】
（以上，第89回研究発表）
第90回 2010年5月28日 日本女子大学
- 研究発表
- 宮古多良間方言の母音変化 【青井隼人】
- 会津地方における各方言のフォルマント分析 【坂本通治，金子恵美子，イアン・ウィルソン，山内和昭】
- パラグアイ日系社会におけるアクセントの継承と変容 ─パラグアイの広島県移民とその家族を対象に─ 【中東靖恵】
- 北海道方言の地理的勢力分布と動態・伝播の諸相 【見野久幸】
- 三川町方言データに現れる方言文末詞 【林直樹】
- 「動詞否定形＋終助詞」形式による派生的行為要求表現について ―福岡県での使用状況と成立過程― 【笠万裕美】
- 方言形「ん」と標準語形「ない」の変容 ―台湾・宜蘭クレオールの否定表現― 【簡月真，真田信治】
- 長野県の方言新資料を追う ―明治24年方言調、音韻並ニ口語法ニ関スル調査書等― 【馬瀬良雄，遠藤旭，大橋敦夫，出野憲司】
- シンポジウム テーマ：２１世紀の方言使用 司会：木部暢子
- ［講 演］ 心理療法における方言使用について 【松木繁】
- ［提言１］ 医療現場における方言をめぐる「問題」 【岩城裕之】
- ［提言２］ 法廷での方言 【札埜和男】
日本方言研究会
〒370-1193
群馬県佐波郡玉村町上之手1395-1
群馬県立女子大学文学部国文学科気付
日本方言研究会事務局
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